気候も暖かくなり、何か始めようと
思う反面、ちょっと眠たかったり、
疲れ気味だったりしてなかなか思うように
仕事や勉強、趣味がはかどらないというかた
をテーマにどうしたら
「やる気スイッチ」が入るかを簡単に
ご紹介しようと思います。
テレビやCMでも結構目にする言葉
なんですが、やる気スイッチだけでは
いったい何のことか抽象的すぎてよくわかりませんね。
実は、人間の脳の部分の側坐核(そくざかく)から
分泌されるドーパミンという物質が大きく関わって
いて、それが大量に出れば出るほど、やる気が
起こるという仕組みになっています。
やる気スイッチ①の入れ方
「自分にご褒美をあげる」
さきほどの側坐核という部分は、人が動いている
ときに反応して、寝ているときなどはドーパミン
は分泌されません。パブロフの犬ではありませんが
人は何かを成し遂げた事へのご褒美があったほうが
ドーパミンがたくさん出るそうです。ですので、作業
の前にどういうご褒美にするか決めてから取り掛かれば
やる気(ドーパミン)が出て効率がよくなります。
やる気スイッチ②
「自分の好きな音楽を聴きながら仕事や勉強を行う」
アメリカの科学雑誌「ネイチャー・ニューロサイエンス」
で発表された論文で、音楽によってドーパミンが出る
ことが研究によって明らかになっています。
よくスポーツ選手がトレーニングをやっている時や、
本番の前に集中力を高めようとして音楽を聴いている
場面があったり、選手の入場のときに好みの音楽で
入ってきたりする場面を見かけると思いますが、
恐らく無意識のうちにやる気が出ることを本能的
に知っているからではないでしょうか?
やる気スイッチ③
「ドーパミンを栄養素で摂取すること」
ドーパミンの原料となるものは、たんぱく質
に含まれるアミノ酸の一種の、フェニールアラニン
、チロシンという物質ですのでたんぱく質が
豊富な食べ物を摂ると肉体的にも精神的にも
疲れをとってくれるそうです。
ではどのような食べ物が良いかというと
パルメザンチーズ、鰹節、卵白
大豆製品(豆腐、おから、納豆、煮豆)で
特に大豆は脳に有効な食品とされます。
また、脳の疲労回復を助けてくれる食材は
レバー、貝類、のり、魚卵などビタミンB12
が含まれるものです。
やる気スイッチ④
「瞑想を行うこと」
瞑想でまさかドーパミンが出るなんてと驚かれる
でしょうが、瞑想をするとガンマ波という脳波が
増えることがわかっていて、瞑想を良く行うチベット
の僧侶は脳の前頭前野の皮質が一般の人に比べて
厚くなっているそうです。
それからお勧めの呼吸法は「4-7-8呼吸法」
というもので、ワイル教授が考案したのですが
始めの4秒は息を吸い、7秒は息を止め、最後
の8秒はゆっくり息を吐いていくことによって、
鎮静効果が生まれるそうです。
以上4つの方法を、普段の生活にうまく取り入れて
みてください。
ダンスの練習をするときも、自分の気に入った
曲をかけてやると俄然やる気が出ますし、デモの
曲も気に入った曲で踊れば気分が上がりますね!
ぜひ自分の気に入った曲を見つけてみてください。