審査員が見ているポイント10(Points the judges see)

①姿勢 トーン 軸(Posture, tone, axis)
 

どんなスポーツでもそうですが、立ち方、姿勢が出来ていることは大切です。
特に社交ダンスは姿勢が悪いと逆に目立ってしまいます。普段から正しい立ち方や美しい姿勢をとるのが必要です。身体に軸がなければ激しく踊りながら、美しさを表現することは難しいです。

②音楽に合っているかどうか(Is it suitable for music?)

まず音を外していたら、どんなに踊りが上手くても点数を入れてもらえません。
これは審査員の決まりごとのようなものの一つです。音楽と一体化して踊れなければいけないので、カウントやタイミングを二人でよく理解していることが必要です。

③ワンピースになっているか(Do you dance in one piece?)

ワンピースとは、二人が一体となって踊ることを言います。どんな種目でも、二人の位置が安定し、美しいホールドを保ち続けて踊ることが理想です。

④動き ムーブメント (Movement)

種目によって、踊り方は異なります。それぞれの種目に合った動きをすることが要求されます。ワルツはライズアンドフォールを美しく表現し、タンゴではシャープで切れのある動き、スローフォックストロットでは、滑らかなムーブメント、フットワーク、切れない動き、クイックステップでは軽やかにはぎれよく、
など、特徴を掴んで踊ることが大切です。

⑤二人が楽しんで踊っているか(Are they enjoying dancing?)

フロアーでケンカをしているカップルは、審査員にばれてしまいます。
たとえ、試合前にケンカをしたとしてもそれを踊りに見せないように
することが必要です。試合中、踊りがうまくいかなくて、途中放棄して
パートナーをエスコートしてフロアーを出ていかなかったなんていうのは、もってのほかです。練習中にはお互いの衝突もあるかもしれませんが、試合当日までにはうまく調整できていることも大切ですね。

⑥音楽にマッチした踊りをしているか(Do you dance to match music?)

競技会では色々な音楽がかかります。ラテンでは表情も踊りの中に入っていると
言えるかもしれません。とても切ない、哀愁漂う曲でニコニコと、楽しそうな
雰囲気ですと、見ていてなんだか違和感がありますよね。音楽の解釈も日頃から
訓練しておくといいかもしれません。

⑦カップルに合ったイメージのドレスを着る(Do you wear an image dress suitable for your couple?)

自分に合ったドレス選びは大切です。カップルのバランスや体形なども考慮しながら、ドレス選びをしたいものです。露出しすぎて、清潔感のないドレスもあまりよくないかもしれません。リーダーと身長差がある場合、背が高く見えるようなバランスを持たせたドレスなども選んでみるといいですね。日頃から自分には
どんなドレスが似合うか研究してみるといいでしょう。

⑧フロアークラフト(Floor craft)

フロアーの使い方はとても大切です。上のクラスにいけばいくほど、ぶつかり合うことも少ないですが、下のクラスでは試合中ぶつかってしまうことがよくあります。
広いフロアーと狭いフロアーでの踊り分けをできるようにしておくといいでしょう。また避け方を日頃から練習しておくことも大切です。

⑨ホールド(hold)

ホールドに始まって、ホールドに終わる。とは昔からよく言われています。
チャンピオンのホールドを見れば一目瞭然ですね。まるでフレームが身体の中に
入っているかのような、完璧な崩れないホールドをしています。これはすぐに
マスターできるものではありません。日々の積み重ねが大切です。

⑩美しいメイク(Beautiful makeup and hair)

審査員はまず、ぱっと目に入ってくる選手を拾って、点数を入れていきます。
上手な選手、上にいく選手ほど、美しいメイクをしています。ドレスがゴージャスですから、顔もそれに合わせた美しく華やかなメイクをしましょう。

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